[PR]

それぞれの最終楽章・がん患者のこころ(7)

がん専門の精神科医 清水研さん

 前回に続き、編集者Hさん(55)の体験を聞きましょう。

 2年前の春、高校時代からの親友をがんで失いました。前年6月、友人は「おなかの膨満感が取れない」とかかりつけ医を受診しました、原因不明だから市民病院へ、そこでも分からないから大学病院へと検査が続き、やっと11月に「原発不明がん。既に肺と甲状腺に転移している」と診断されました。すぐに抗がん剤治療が始まり、かなりの副作用が出て、退院できたのは12月中旬でした。

 早速「たまには顔を見せ合おう」と友人の住む地元に帰り、2時間ほど話し込みました。やせてはいましたが、やつれた印象はありません。最後は「また連絡する。元気で」「おまえもな」と別れました。それが生きている友人を見た最後になりました。

 年が明けた後、何度もメールを送ったり、電話をかけたりしました。しかし、返事は一切ありませんでした。

 気になることがありました。1…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。

【8/7まで】シンプルコース(月額980円)が今ならキャンペーン中!詳しくはこちら