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 新型コロナウイルスの影響が収まらない中で始まった都知事選。各陣営は、テレビ会議システムを活用するなど感染防止に配慮しながら支持拡大を図る。選挙の「定番」とも言える握手やハイタッチを控え、これまでの選挙風景とは様変わりしそうだ。

 元熊本県副知事の小野泰輔氏(46)は街頭では握手はしないという。担当者は「ひじタッチかグータッチで臨機応変にやっていきたい」。「密閉、密集、密接」の3密対策で、集会も原則、控える予定だ。代わりに、SNSを駆使して、テレビ会議システムを使った意見交換会を開くなどして浸透を目指す。

 現職の小池百合子氏(67)は今回、オンライン選挙を掲げ、街頭演説はしない方針だ。陣営幹部は「多くの人が集まることが予想され、都知事として『3密を避けて』と繰り返してきたのに、3密を作り出すわけにはいかない」。自身のホームページやSNSで毎夜、演説動画を配信する予定という。

 元日弁連会長の宇都宮健児氏(73)の陣営は、3密を避けるため、街頭演説する場所の事前告知は極力避けるという。演説のネット中継も併用するが、陣営の担当者は「オンラインでも街頭演説のような臨場感をもってもらえる工夫をしたい」。

 陣営では、選挙事務所の環境にも気遣う。訪れた人にはまず靴底を消毒してもらい、ボランティアが集まりすぎないよう人数も調整する。名簿を備え付け、いつ誰がいたかを確認できるようにするという。

 れいわ新選組代表の山本太郎氏(45)の陣営は、街頭演説で、人との間隔を2メートルほどあける「ソーシャルディスタンス」やマスクの着用を呼びかける。手指消毒をした上で手袋を着用して、チラシを配布することも考えているという。

 NHKから国民を守る党の党首、立花孝志氏(52)は、コロナ対策として自分から握手は求めないという。