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 外出制限が終わり、大半の経済活動が再開されたマレーシアで、大きな影響を受けていた旅行業界が再起に向けて動き出した。感染拡大の恐れが残る中でどうやって旅行に出てもらうかが課題だ。同国に本拠を置く格安航空会社エアアジアが乗り放題の航空券を売り出すなど、観光の活性化に向けて民間企業も知恵をしぼっている。

 「国内旅行をすることで、私たちは地域を支援することができる。経済の再建に貢献することができる」。マレーシアで国内旅行が解禁された10日、エアアジアはそんな声明とともに、国内線乗り放題のチケットを期間限定で発売すると発表した。価格は399リンギ(約1万円)で、来年3月まで16カ所の間の移動に使えるという。

 当初は11日から3日間限定での販売予定だった。発売直後からこのチケットを使った空路の予約が入り始め、3日間で7、8月を中心に1万2千フライトを超える予約が入った。そこで、さらに期間を延長し、最終的に15日まで販売した。

 「大盤振る舞い」の背景には、深刻な経営事情がある。同社のマレーシア事業では1~3月の乗客数が前年比27%減。4月以降はほとんどの便を飛ばせておらず損失が急拡大している。

 運航を再開しても、乗客が乗らなければ飛ばすだけ損失が出る。それよりは需要全体を刺激して、少しでも空路に戻ってもらおうという狙いだ。同社は「旅行業の復活には、まとまった努力が必要。ホテルや旅行業者などとも協力していきたい」とする。

 とはいえ、乗り放題のチケット…

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