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 米国で人種問題への抗議活動が拡大するなか、西部のワシントン州シアトルに出現した「自治地区」が注目を集めている。付近の警察署から多くの警官が撤退し、市民が自警をしながら、抗議を続けているためだ。これまでに大きな混乱は起きていないが、トランプ大統領も「介入」をちらつかせている。

 米国では5月25日、ミネソタ州で白人警官が黒人男性を死なせた事件を機に抗議活動が広がり、地域によってはデモ隊と警察の衝突が起きた。シアトルでもデモ隊と警察の小競り合いが続き、市内の東管区警察署が抗議活動の中心的な場所となった。

 市警は6月8日、この警察署から大半の警察官を撤退させた。そうすると、抗議活動を続ける市民は、デモ隊と警察隊の間に置かれていたバリケードを利用し、周辺の交通を遮断。「キャピトル・ヒル」という地域の名前にちなんで、一帯を「キャピトル・ヒル・オートノマス・ゾーン(キャピトル・ヒル自治地区、CHAZ)」と呼ぶようになった。最近は「キャピトル・ヒル・オルガナイズド・プロテスト(キャピトル・ヒル組織的抗議)」または「キャピトル・ヒル・オキュパイド・プロテスト(キャピトル・ヒル占拠抗議)」の頭文字から「CHOP」とも呼んでいる。

 米メディアが報じている映像では、地区内にいる市民は抗議集会を開いたり、瞑想(めいそう)したりし、自由に過ごしている。内部では寄付された飲料や食料品が無料で配られ、自警団も存在する。シアトルのジェニー・ダーカン市長(民主党)は「近所のパーティーのような雰囲気だ」と理解を示している。

 地元警察によると、地域の治安…

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