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 2年前の大阪北部地震で小学4年生の児童がブロック塀の下敷きになり死亡した大阪府高槻市立寿栄小学校では事故を教訓に、学校安全の認証制度「セーフティプロモーションスクール(SPS)」の取得を目指している。災害、交通、生活の面から地域と一緒に子どもの安全を守る取り組みで、認証取得の動きは各地に広がる。

 6月上旬、高槻市教育委員会の学校安全課で安全教育を担当する小寺基之さん(39)は寿栄小を訪れ、事故現場に立った。

 倒れたブロック塀は撤去され、軽量フェンスに取り換えられた。SPS認証に向け、準備を進めてきたという小寺さんは「ここに来るたびに事故を二度と起こしてはならない、忘れたらいけないという思いを新たにします」と話した。

 SPSは、2014年に大阪教育大学内に設立された日本SPS協議会が認証する制度。PTAや地域住民らと学校内に学校安全委員会を作り、中期目標や年間計画に基づき安全対策を進めて評価・改善し、共有することが求められる。認証校であり続けるには3年ごとに再認証を受ける必要がある。

 寿栄小の事故後、市教委ではSPSについて協議を重ね、昨年6月に浜田剛史市長が市議会で導入を表明。寿栄小が認証を目指す学校に選ばれると研修会を開き、認証を受けた京都市内の小学校を視察するなどしてきた。

 新型コロナウイルスの影響で今年4月に予定した学校安全委の設置は延期に。6月からの学校再開を受け、近く安全委を立ち上げて目標や計画を作り、防災教育や避難訓練を進める。児童たちが地図で避難経路を確認したり、災害別に避難方法を学んだりする取り組みも始める予定だ。

 来年度中の認証取得を目指しており、佐藤美恵校長は「責任の大きさと重要性に身の引き締まる思いがしている。地域一体となった継続的な活動になるよう取り組む」。小寺さんも「認証へのプロセスを他の学校にも広げたい」と話す。

 子どもを守る取り組みは国内外…

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