世界的な大流行となった新型コロナウイルス感染症。政府の専門家会議座長も務める、国立感染症研究所(感染研)の脇田隆字所長に、1月以来の感染拡大への対応、次の流行に備えた専門家や組織のあり方などを聞きました。
――新型コロナへの初期対応はどんなものだったのでしょうか?
昨年末くらいに、中国で原因不明の肺炎が起きていると聞いていました。1月10日に新型コロナの遺伝子配列が公表されて、PCR検査のためのプライマー(ウイルス遺伝子を増幅するための合成DNA)などの準備を急いだ。検査できるようになったのが14日。15日に国内初の感染者を確認できた。それも検査を繰り返してなんとか検出できた。たぶんウイルス量が少ない、感度ぎりぎりで検出したパターンでした。
――2月にはクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号で集団感染が起きました。
国もクルーズ船の対応は想定し…
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朝日新聞社会部