香港政府は、新型コロナウイルスの感染対策として続けている9人以上の集会を禁止する措置について、制限人数を「51人以上」に緩和したうえで、7月2日まで延長する。中国が香港での反体制的な言動を取り締まる国家安全法制に抗議する大規模デモはこの間、不許可となる見通しとなった。
16日に発表した。香港政府は延長の理由について「公共衛生の観点から判断した。政治的な意図はない」と説明した。だが、香港では5月以降、市中の感染がほぼ落ち着き、今月18日には香港ディズニーランドが開園した。ほかにも学校や一部のテーマパークが再開されるなど防疫措置は解消に向かっている。民主派は「感染対策の名を借りた不当な弾圧だ」と強く反発した。
また週内にも審議が始まるとみられている国家安全法制をめぐり、林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は16日の定例会見で、「汚名を着せる行為をやめなければ、反対派は香港市民の敵になる」と警告し、非難をやめるよう求めた。
香港の世論調査機関、香港民意…
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朝日新聞国際報道部