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 「ハローページ」の発行を2023年2月までに終えると、NTT東日本とNTT西日本が18日に発表した。個人宅の連絡先を載せた電話帳の歴史は、130年余りで幕を下ろす。携帯電話の普及や個人情報保護の意識の高まりで、部数が減っていた。

 源流にあたる「電話加入者人名表」は、NTT東によると、電話サービスが始まった1890年に発行された。1枚紙に、個人宅と企業の電話番号が合計で230件ほど載っていた。

 その後、個人版と企業版に分かれ、個人版は1983年から「ハローページ」の愛称で発行された。ピークだった2005年の発行部数は6500万部あったが、今年は、その50分の1にも満たない120万部まで減っていた。

 発行を終える最大の理由は、携帯電話の普及に伴う固定電話の縮小だ。00年に契約数で抜かれた。ハローページへの番号掲載を望む人も、特殊詐欺に悪用される懸念などから減った。

 ハローページの発行終了後も、そこに載っていた電話番号を、電話で案内する「104」のサービスは続ける。

 企業の連絡先を職種別に載せる電話帳「タウンページ」は、紙媒体での発行を続けるほか、インターネット版の公開も続行する。(井上亮)