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 岐阜市で3月、路上生活をしていた渡辺哲哉さん(当時81)が襲われて死亡した事件で、岐阜地検は18日、岐阜家裁から検察官送致(逆送)されていた少年(19)を傷害致死罪で起訴し、発表した。地検は認否を明らかにしていない。少年は今後、成人と同様の刑事裁判を受ける。

 起訴状などによると、少年は3月25日午前1時35分ごろ、無職の元少年(20)=傷害致死罪で起訴=と無職の少年(19)=傷害致死の非行内容で少年院送致=と共謀し、長良川にかかる河渡(ごうど)橋付近の堤防で、渡辺さんに投石を開始。約1キロにわたって逃げる渡辺さんを追いかけながら石を多数回投げつけた。土の塊を顔に命中させて転ばせた際、渡辺さんが後頭部を路面で打って死亡したとされる。

 事件をめぐっては、別の少年2人も傷害致死容疑で逮捕されたが、地検は「暴行を共謀していたと認める証拠はなかった」として不起訴処分としている。(松山紫乃)