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 新型コロナウイルスの影響で苦境が続く香川県内のホテルや旅館が、観光需要を喚起しようと、お得な旅行券を販売したり、県民限定の宿泊プランを提供したりしている。

 琴平町内のホテルや旅館でつくる「こんぴら温泉旅館ホテル協同組合」は19日から、宿泊費など1万円分を5千円で購入できる「うどん券付きこんぴら温泉郷ふるさと旅行券」を販売する。町内10の宿泊施設が提供する1万円以上の宿泊プランが対象で、1泊につき2枚まで使用できる。付属のうどん券は500円分で、町観光協会に加盟する町内のうどん店で使える。

 限定1500枚を全国のコンビニで来年1月末まで販売する。1人4枚まで購入が可能という。

 新型コロナ対策で金刀比羅(ことひら)宮の境内は5月末まで閉鎖された。町内の宿泊施設の利用者数は同月、前年比で9割以上減ったという。

 販売に先立ち、片岡英樹町長や同組合の近兼弘幸理事長らが5日、県庁で浜田恵造知事と対談し、協力を要請した。近兼理事長は「町はゴーストタウンのよう。県内の人に訪れてもらい、こんぴらさんを見直してもらいたい」と話した。

 一方、海外からの宿泊者が多かった直島町のホテル「ベネッセハウス」は7月17日まで香川、岡山両県民限定の宿泊プランを提供している。1~2人での利用が可能で、食事付きで1人あたり2万1千円~2万9千円。通常よりお得な価格で泊まれるという。

 県観光協会加盟の宿泊施設なども、県民向けに特典付きの観光・宿泊プランを売り出している。高松市塩江町の「新樺川観光ホテル」では宿泊料金を1割引き、入浴料金を2割引きにしている。旅館「花樹海」(同市西宝町3丁目)は通常より3千円安く宿泊できる。

 県の観光サイト「うどん県旅ネット」(https://www.my-kagawa.jp/別ウインドウで開きます)の特集ページでも紹介している。(二見咲穂、石川友恵)

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 香川県観光協会は19日から、県民が県内のホテルや旅館を利用した際の宿泊料の半額を助成するキャンペーンを実施する。新型コロナウイルスの影響で、売り上げが大幅に落ち込んでいる宿泊施設の利用を促進する狙いがある。

 県によると、1人1泊あたり1万円を上限に宿泊料の半額を助成する。市町が実施する同様の助成制度との併用も可能という。対象宿泊期間は19日~7月31日で、助成の総額が事業費約6千万円に達した場合、早期に終了するとしている。

 キャンペーンの詳細や参加する宿泊施設は、「うどん県旅ネット」で確認できる。(大野正智)