不運・通算6千勝…プロ野球、大役にまつわるエトセトラ

松沢憲司
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 19日に3カ月遅れで開幕するプロ野球。球界の「ハレの日」に先発を託されたのは12球団のエース格たちだ。開幕投手たちにまつわるデータを見てみよう。

 開幕カードは、セ・リーグが巨人対阪神、DeNA対広島、ヤクルト対中日。パ・リーグはオリックス対楽天、西武対日本ハム、ソフトバンク対ロッテ。いずれも午後6時開始予定だ。

不運続きの楽天、今年は? 巨人は6千勝をエースに託す

 2年ぶり6度目の大役を務める楽天の則本昂大は、開幕戦でオリックスと対戦するのは自身初。このところ、楽天の開幕投手は不運に見舞われている。2017年は開幕投手に決まっていた岸孝之が体調不良で登板できず、18年は則本昂が7回1失点と好投しながら勝利投手になれず、チームは延長十二回の5時間ゲームで辛勝した。昨年は内定していた則本昂が右ひじの手術で開幕前に離脱し、代役の岸も試合途中に負傷交代した。

 則本昂と同じ6度目となる巨人・菅野智之は、3年連続。プロ入りして初めて大役を任された14年は阪神戦で7回4失点ながら、打線が12点の大量援護をくれて勝ち投手に。しかし、18年の開幕戦では阪神打線の前に7回5失点と崩れて黒星を喫した。ちなみに、巨人は球団通算5999勝。エースの快投で節目の白星を手にできるか。

 1月に40歳になったヤクルトの石川雅規は、史上5人目の40代の開幕投手になる。白星を挙げれば、2リーグ制以降では1990年の村田兆治(ロ)以来で、セでは史上初になる。(松沢憲司)

今季の開幕カードと開幕投手

【パ・リーグ】

西武:ニール=初

日本ハム:有原航平=3年ぶり2度目

(午後6時、メット)

ソフトバンク:東浜巨=初

ロッテ:石川歩=2年連続2度目

(午後6時、ペイペイ)

オリックス:山岡泰輔=2年連続2度目

楽天:則本昂大=2年ぶり6度目

(午後6時、京セラ)

【セ・リーグ】

巨人:菅野智之=3年連続6度目

阪神:西勇輝=初

(午後6時、東京)

ヤクルト:石川雅規=3年ぶり9度目

中日:大野雄大=3年ぶり3度目

(午後6時、神宮)

DeNA:今永昇太=2年連続2度目

広島:大瀬良大地=2年連続2度目

(午後6時、横浜)

※上がホーム。西勇はオリックス時代の2018年に開幕戦で先発

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