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 「耳なし芳一」や「雪女」などの怪談で知られる作家ラフカディオ・ハーン(小泉八雲、1850~1904)。世界中を旅した民俗学者は、異質なものを受け入れ、多様性を愛する心の持ち主だった。生誕170年。分断が目立つ時代に、豊富な文献が残る富山県内で研究が進んでいる。(田島知樹)

 「ハーンは多くの土着の文化を理解し、愛した。西洋中心で物を考えがちな当時、稀有(けう)な存在だった」。富山大でハーンを研究する中島淑恵教授(仏文学)はそう魅力を語る。

 その精神はどう育まれたのか。

 英語版「古事記」に魅せられて…

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