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 チャウチャウやブルドッグなど、顔の平らなイヌは熱中症リスクが高い可能性があるとする研究を、英国のチームが19日、英科学誌サイエンティフィック・リポーツに報告した。太りすぎもよくないらしい。

拡大する写真・図版顔が短いフレンチブルドッグ

 気候変動が進むと、人でも熱中症のリスクが高くなると予想されている。チームは「家族の一員」でもあるイヌについて熱中症のリスク要因を調べようと、英国の匿名の症例登録システムを使って、2016年に獣医師の元へかつぎ込まれた約90万頭を分析した。

 熱中症として記録された395例(390頭)を詳しく調べると、死亡したのは56頭。ラブラドルレトリバーを熱中症の「なりやすさ」の基準にしたところ、これに比べて熱中症リスクが高いのは、パグやフレンチブルドッグなど顔が短く平たい犬種が多かった。こうした犬種は体温調節のトラブルが多いという別の報告もあるという。

 また大型犬のほか、犬種の平均に比べて体重が重い個体や、高齢の個体もリスクが高かった。チームは「治療を受けないケースもあるので、熱中症の発生確率はもっと高いだろう」と推測している。論文はサイト(https://doi.org/10.1038/s41598-020-66015-8別ウインドウで開きます)で読める。(小坪遊

拡大する写真・図版警察犬などとしても活躍するラブラドルレトリバー