佐藤恵子、根岸拓朗
首都・東京のトップを選ぶ都知事選が18日、告示された。新型コロナウイルスへの対応を迫られ、不安に覆われた状況での投票となる。コロナ禍の都知事選はどうあるべきか。2人の識者に聞いた。
ほかの知事選と違い、東京都知事選は知名度で判断される「人気投票」になりがちだった。だが今回はコロナ禍で、多くの有権者が暮らしに困り、先の見えない不安を抱える中での選挙となる。ライターの武田砂鉄さんは「これまで以上にそれぞれの生活に結びつけながら、政策で投票先を決断しなくてはいけないはず」と捉えている。
コロナ対応を担う現職は立候補の意思を告示直前まで明らかにしなかった。選挙期間中も、コロナ対策を最優先とする意向を示す。武田さんは「コロナや五輪への対応や、公約達成度に異論を唱える新顔らとの論争が深まらない選挙になりかねず、有権者には投票先を選ぶための判断材料が見えにくくなる恐れがある」と指摘する。
一方で、先の見えない不安を抱…
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