松本行弘
拡大する子供服売り場の店頭に立つ須長由季(左)。感染予防で今はマスクをしている(ミキハウス提供)
セーリング女子RSX級(ウィンドサーフィン)で東京五輪代表に内定している須長由季(39)は、百貨店の売り場で働いている。もっと競技に専念したい気持ちもあった。だが、仕事と両立した練習環境だったからこそ、2大会ぶり2度目の五輪出場につながったという思いもある。
5月27日、須長は神奈川県横須賀市のさいか屋にあるミキハウスの売り場にいた。新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が解除された2日後、店舗が営業自粛から再開した日で、31日まで続けて勤務した。
今年2月末に五輪代表に内定。「決まるまではあまりお店に出られなかった。五輪が延期され、今は少し余裕があるので、お店の役に立ちたい」。自粛明けで海上の練習へ久々に戻ったのは勤務を続けた後、6月になってからだった。
子供服ブランドのミキハウスは…
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