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 新型コロナウイルス対策の戦略を専門家たちはどう生み出したのか。今後の課題は? クラスター(感染者集団)が発生した際、全国に対策チームを派遣してきた、国立感染症研究所感染症疫学センター長の鈴木基さんに話を聞きました。

 ――1月15日に国内初の感染者が確認されました。

 正月休みが明けた1月初旬にあった情報は、メディアを通じたものだけでした。その後、中国が新型コロナウイルスの遺伝子配列を速やかに世界に公開し、PCR検査のプライマー(遺伝子配列情報をもとに人工的に合成したDNAの断片)をつくることができました。

 日本では、「疑似症サーベイランス」という、原因不明の感染症が疑われた場合、医師が国に届け出る仕組みができていました。東京五輪を前に、2019年春から運用を始めていたものです。中国の公開と、この枠組みがあったため、これだけ早く、初の症例を確認できたのです。

 ――新型コロナの難しさとは?

 1月は、新型インフルエンザと…

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