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 新型コロナウイルスの感染を調べる抗原検査について、加藤勝信・厚生労働相は19日の閣議後会見で、検体として唾液(だえき)が使える検査試薬を承認したと発表した。鼻の奥をぬぐい検体を採る方法に比べ、痛みがなく、医療従事者の感染リスクも少ない。約30分で感染の有無を判定出来るという。ただ、すでに承認されている簡易検査キットと違い、専用の機器が必要で、利用が広がるかは不透明だ。

 抗原検査は、体内にウイルスに特有のたんぱく質「抗原」があるかどうかを調べる。PCR検査と同様に診断に使える。

 承認されたのは、今月5日に申請があった国内メーカー「富士レビオ」の検査試薬。専用の機器に検体と試薬をセットすると、モニターに結果が表示される。厚労省によると、この検査は簡易検査キットより精度が高く、発症2~9日なら唾液を使える。症状のない人に対して使えるかどうかは研究中という。

 加藤厚労相は「我が国の検査能力の向上に寄与する」と期待感を示した。(富田洸平)