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 「かつてない気持ち悪さを感じるウイルスだった」。コロナ専門家有志の会のメンバーで、厚生労働省クラスター班の一員でもある、国際医療福祉大の和田耕治教授はクルーズ船で患者と接するなか、そんな印象を抱いたそうです。国内での感染確認から約5カ月を振り返ってもらいました。

 ――100年に一度の感染症と表現されます。

 1月下旬に中国で人から人への感染がわかり、免疫を皆持たないので、世界中に広がるとわかりました。私は2月上旬にクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス内に入りました。大学に依頼があり、派遣されたのです。船内で実際に患者さんと接し、重症度も相当なものだとわかりました。一方で、下痢をしていても比較的元気。なのに肺のCT画像を撮ると真っ白という患者もいました。「なんなんだこのウイルスは」。かつてない気持ち悪さを感じたことを覚えています。

 ――3月に入り、国内の感染は拡大します。

 中国・湖北省からの渡航者による日本での感染は、3月上旬には落ち着いていました。広がりやすいウイルスだが、地域を越えた移動を減らすとか、接待を伴う店を閉めるとか、抑えるところを抑えれば、ある程度の経済活動は回せることがわかってきました。

 日本が深刻な状況に追い込まれたのは、3月に海外旅行帰りの方から広がったクラスター(感染者集団)の発生です。流行していた欧州や米国、エジプトにいた日本人らがウイルスを持ち帰り、全国に広がりました。

 ――感染爆発(オーバーシュート)が起きなかった理由をどうみますか。

 中国と近いこともあり、日本の…

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