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 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために国が求めてきた往来自粛が解除された19日、関西空港を拠点とする格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションは、運休が相次いだ国内線の全路線の運航を70日ぶりに再開した。冷え込んだ航空需要の回復に期待を寄せるが、乗客が戻らなければ「格安」モデルの維持は難しく正念場となっている。(川田惇史、神山純一)

 関空第2ターミナルにあるピーチの搭乗カウンター。午前9時50分発の釧路便で、妻の実家のある北海道へ向かうという大阪府豊中市の会社員佐藤洋平さん(29)は「学生の頃からピーチを使っている。安くて気軽に使えるので再開はありがたい」と喜んだ。

 午前10時40分発の新潟便に乗る兵庫県西宮市の男性(35)は長男(5)を連れて帰省する。「年明けに帰る予定だったが、コロナの影響で延びてしまった。祖母が90歳を過ぎているので、ひ孫に会わせてあげたい」と話した。この日は関空発着で釧路や福岡、石垣、奄美などを結ぶ路線が早朝から次々と再開した。

 新型コロナの影響で、国際線の17路線をすべて運休し、国内線も22路線のうち13路線を運休に。さらに、5月は運航予定の約8割にあたる約2500便を減便または運休にした。

 往来自粛が全面解除された19日から、県をまたいだ観光振興も再開される。コロナ禍で5月は2割以下に落ち込んだ搭乗率も6月に入って5割ほどに回復。7月22日からは国内線すべての減便も解消する予定だ。

 再開した釧路便を社員らと見送った森健明社長は「収入を得ていかないと会社として成り立たない。安全安心を確認しながらしっかり飛び、収入を確保してリカバリーしたい」と話す。新潟や釧路、奄美などの地方路線も再開させたことには、「飛ぶことで地方経済は活性化する。すべての就航地に飛ぶことに意味があると思う」と説明した。

 ピーチは、日本初の本格LCC…

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