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 プロスポーツ界は新型コロナウイルスの影響で延期や中断を強いられ、収入の減少が必至だ。サッカーJ1清水の山室晋也社長(60)は「ビジネス的に巻き返すのは厳しい」と受け止める。銀行出身で、プロ野球ロッテの球団社長時代は史上初の黒字化を達成。人気ドラマになぞらえて「プロスポーツ界の半沢直樹」の異名を取った敏腕経営者が考える巻き返し策とは何か。

拡大する写真・図版今季はサッカーJ1清水エスパルスの社長を務める山室晋也氏=2月、IAIスタジアム日本平、伊藤進之介撮影

 19日開幕のプロ野球は当面の間、観客を入れずに行われる。山室氏は、昨季まで在籍したロッテ球団を例に分析した。本拠地ゾゾマリンスタジアムの最大収容人数は約3万人。観客の入場が緩和され、定員の50%まで認められても1万5千人にとどまる。「各球団とも収益は半分以下になるだろう。スポンサー料と放映権料も、(契約先と)試合数が減る分だけ、減額にという話が出てくる可能性はある」とみる。

拡大する写真・図版本来なら非売品で開幕3戦目の入場者に配られる予定だった西武のチャンピオンリングのレプリカも販売された

 球団の年間収入は主にチケット代、放映権料、スポンサー料、飲食・グッズなどの物販収入に分類され、1球団あたり平均150億円程度とされている。

 山室氏は、みずほ銀行時代に支店長や子会社の社長を歴任。ロッテ球団の社長に就任した2014年当時は親会社から毎年20億円近い穴埋めを受けていた。

 ビジネスのプロとして、まず断行したのは球団職員の意識改革だ。スポーツでお金を稼ぐことに抵抗感を持っていた職員も少なくなかったという。社長室から職員全員の顔が見られるように座席を変更。ことあるごとに社員に呼びかけた。「プロ野球はスポーツエンターテインメントビジネスだ」。職員を肩書や役職で呼ぶのではなく、「さん付け」に統一した。

 定期的に功労表彰を行い、競争…

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