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 ソフトバンクは19日に開幕したプロ野球ソフトバンクホークスの試合で、仮想現実(VR)を使った「リモート観戦」を導入した。

 新型コロナウイルスの影響で当面は無観客試合が続くため、選手に近い「砂かぶり席」などにカメラを置いて臨場感のある映像を生配信する。新しい観戦スタイルを定着させたい考えだ。

 本塁後方、一塁側と三塁側のベンチ横、選手に近い砂かぶり席の4カ所にカメラを配置し、利用者が好きな視点を選べる。本拠地「ペイペイドーム」で開催する今季の公式戦全60試合を配信する予定だ。

 21日までの開幕3連戦は無料で見られる。その後は月額980円かかる。スマートフォンに専用のアプリをダウンロードし、VRゴーグルを用意する必要がある。

 記者も体験してみた。投手の背中越しに見る普段の野球中継とは違い新鮮な感覚があった。いずれの視点も選手と近い。ただ、惜しいのは映像の質。解像度がやや粗めで、つい目をこらしてしまう。長時間見ていると目が疲れる。高精細な映像が送れる高速移動通信「5G」が広がれば改善されそうだ。混雑する球場に行かずに自宅でくつろぎながら観戦できるのは大きな利点だと感じた。(井上亮)