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 養鶏場に鶏の死骸計約14万羽を放置したとして、和歌山県警は19日、有田養鶏農業協同組合(和歌山県有田川町)の事務所などを動物愛護法違反の疑いで家宅捜索した。県警への取材でわかった。近隣住民から悪臭などの苦情が上がり、県は約1億円をかけ、行政代執行で3月から死骸の処分を進めている。県警は今後、死骸が放置された経緯などを捜査するという。

 同組合は、同県田辺市などの養鶏場で、梅酢エキスを飼料に混ぜたブランド鶏肉「紀州うめどり」を生産していた。東京商工リサーチによると、昨年12月25日に銀行取引を停止させられるなど資金繰りに行き詰まり、経営破綻(はたん)したという。

 県畜産課によると、昨年12月ごろから鶏にえさが与えられなくなったといい、近隣住民から苦情が寄せられていた。県は同組合の代表を同法違反で県警に告発していた。