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 2月に感染拡大が始まった新型コロナウイルスで愛知県は当初、名古屋市でクラスター(感染者集団)の発生が相次ぎ、感染者数が全国2番目に急増した。だが、感染の抑制は比較的早く、要因の一つに、市が「発症前の感染」を疑い、国の「濃厚接触者」の基準を超えて独自に広く調べ始めた対応があるとみられている。

 「国の言う通りにすると感染者を見落とすかもしれない」

 2月中旬、名古屋市で初めてハワイ帰りの60代夫婦の感染が明らかになり、届いたPCR検査の結果から感染症対策を担う市幹部はそう感じた。国は、感染者が熱やせきが出た「発症日以降」に接触した人を「濃厚接触者」と定義。だが市は、感染者が発症2日前に会食した人への感染を確認した。国の基準では説明がつかない。

 この時点で国内の感染者数は30人前後。市幹部は、「事例が少なく、対応でわからないことが多かった」。発症前の接触で感染した事例が中国であり、ほかの感染症でも発症前にうつる場合もあるため「発症の最低2日前からほかへの感染が起きうる」と仮説を立て、感染者の発症2日前から接触した人を濃厚接触者と、定義を独自に広げて調べ始めた。

 2月中旬から計39人が確認さ…

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