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 韓国の文在寅(ムンジェイン)政権で南北関係を担当してきた金錬鉄(キムヨンチョル)統一相が19日、北朝鮮との関係悪化の責任を取って辞任した。ソウルの外交筋によると、文大統領は対北政策見直しのため、統一相の後任だけでなく、対北朝鮮政策を担う幹部の人事刷新を検討しているという。

 金氏は19日の辞任あいさつで、「南北関係は危機の局面に入った。失望と憎悪の応酬が続く現状だ」と述べ、憂慮を示した。韓国の脱北者団体は21日に金正恩(キムジョンウン)体制の批判ビラなどを入れたペットボトルを海に流す予定だったが、「(北朝鮮の)脅迫に韓国国民が不安を感じている」として、中止を決めた。

 一方、北朝鮮の労働新聞は19日付の紙面で、「全国に報復の炎が活火山のように燃え上がっている」と強調。南北境界線の近くで韓国側を批判するビラを散布すると予告した。(ソウル=鈴木拓也)