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 歌舞伎町など東京都新宿区内の繁華街での新型コロナウイルス感染の広がりを受け、18日夜、区が繁華街事業者らと発足した対策会議の初会合があった。区幹部と都福祉保健局職員のほか、繁華街の組合関係者や、ホストクラブ、キャバクラの経営者やスタッフら約40人が集まった。

 繁華街でのコロナ対策について区は当初、匿名性の強い営業形態を背景に、店で感染者が出ても濃厚接触者の調査に協力が得られにくいと課題を示していた。この日の会議で、業界団体側も、各店舗に調査への協力や感染対策を促していくことなどが確認された。今後は吉住健一区長がホストクラブ経営者らと会合を重ね、国が示した感染防止ガイドラインをベースに、区内事業者の意見を盛り込んだ独自の指針づくりを検討していく。

 ホストクラブ経営者で歌舞伎町商店街振興組合の手塚マキ・常任理事は「ホストクラブ、キャバクラ業界に行政が歩み寄ってくれたのは大きな前進。互いの距離を縮めるきっかけになった」。日本水商売協会の甲賀香織・代表理事は「他の繁華街も新宿の動きを気にかけている。官民共同で新宿区モデルを作り、他自治体や全国にも示していきたい」と話した。(大山稜)