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 新型コロナウイルスの影響が、夏の風物詩にも及んでいる。人の密集が避けられないとして、香川県内の海水浴場やプールが相次いで営業中止を決めた。一方、感染対策をして営業をめざすところもある。

 県有数の遊泳スポット、津田の松原海水浴場(さぬき市)は、今年の海開きの中止を決めた。市などによると、昨年も県内外から約6万人が訪れ、人の密集を避けられないと判断した。

 昨年は約1万5千人が利用した沙弥(しゃみ)海水浴場(坂出市)も海開きが中止に。海の家も開かず、サメよけネットも設置しない。観音寺市の有明浜、一の宮の両海水浴場も開設しない。ただ、いずれも遊泳は禁止しないという。

 例年通り開催する場所もある。女木島(めぎじま)海水浴場(高松市)は7月11日に海開きをする。感染対策として、飛び込み台は設けない。海の家を開くかどうかは事業者に任せる。

 オリーブビーチ(小豆島町)の海開きは7月5日。海の家の従業員はマスクを着け、消毒液も置く。オリーブビーチ海水浴組合の中條準次組合長(71)は「海水浴場をやらないと、ますます人が来なくなり、島の人たちの生活が苦しくなる」と話す。

 新型コロナの影響で4月末から1カ月間、立ち入りが禁止された父母ケ浜(ちちぶがはま)(三豊市)は、海開きをするかどうか検討中だ。(平岡春人、木下広大)

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 プールの営業も対応が分かれる。

 善通寺市教育委員会は17日、市民プールの営業中止を発表した。担当者は「入場制限をすると、外で待つ人の熱中症対策もしなければならず、(新型コロナも含めた)対策をすべてとるのは難しい」と話した。

 例年、ウォータースライダーに長蛇の列ができる。間隔を空けて並んでもらう対策は現実的ではない、との判断も理由という。

 小豆島町の小豆島ふるさと村ファミリープールも、「3密」が避けられないとして営業しない。監視員の高校生アルバイトの夏休みが今年は変則的で、人員確保が難しいこともある。

 一方、高松市民プールは7月1日から営業する。レオマリゾート(丸亀市)の屋外プール「レオマウォーターランド」も、同22日にオープンする。どちらも感染対策を検討中という。(二見咲穂)