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 阪神は西勇が投打に孤軍奮闘した。打席では三回、完璧に抑えられていた巨人の菅野から左翼ポール直撃のプロ初本塁打。阪神の先発投手の開幕戦での本塁打は1938年春の御園生崇男以来82年ぶり。五回にも一時勝ち越しの適時二塁打を放った。

 投げても6回1失点。四回、中島に同点の適時内野安打を許したが、勝ち越しは許さなかった。2番手の岩崎が打たれて勝ち星が消え、「チームが負けてしまったので何も言えることはありません」と語った。

 親交のある菅野との対決を「純粋に楽しみ」と待ち望んでいた。打っても投げても笑みがあふれた。矢野監督が理想に掲げるのが「笑顔で困難に立ち向かっていくチーム」。それを体現しているのが西勇だと名指しする。チームの象徴としても重責を背負う。