ブラジル、感染者100万人超える 死者は4万8千人
サンパウロ=岡田玄
南米ブラジルの保健省は19日、新型コロナウイルスの累計感染者数が100万人を超えたと発表した。死者も計4万8千人以上に達した。中南米の感染者約190万人の半数以上をブラジルが占めるが、ペルーやチリなどでも感染者が増え続けている。
発表によると、現地時間19日午後6時40分までに確認された累計感染者数は103万2913人。前日から増えた新規感染者数は5万4771人で過去最高だった。死者も1206人増えて計4万8954人となった。
1日あたりの平均感染者数は、5月末の週は約1万9千人だったが、6月上旬は約2万5千~2万6千人と、ほぼ横ばいで推移。回復した人も50万人を超え、現在治療中の人数を上回ったことなどから、ピークに達したとの見方もある。
しかし、医療態勢が貧弱な北部や内陸部で感染拡大の勢いが増していることに加え、サンパウロなどで商業活動が一部再開されたこともあり、再び感染が拡大する恐れも指摘されている。今週の平均感染者数は2万9千人を超えた。
日本時間20日正午時点の米…