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 「美術館女子」とうたい、美術作品を背景にアイドルの女性を撮影した企画がネット上で議論を呼んだ。なぜだろうか。

 「美術館女子」が載ったのは今月12日に配信された読売新聞オンラインと13日付の読売新聞。約150の公立美術館で作る美術館連絡協議会(美連協、事務局・読売新聞東京本社)と同紙によるプロジェクトで、「AKB48チーム8のメンバーが各地の美術館を訪れ、写真を通じて、アートの力を発信していく」という。

 紙面では、メンバーの一人が東京都現代美術館を訪れた様子が写真を中心に紹介された。彼女の言葉として「そんなに美術館に遊びに行ったこともなければ、絵画に詳しいわけでもない」と書かれ、「知識がないとか、そんなことは全然、関係なし。(中略)感動。それが全てだった」とある。また、「若い女性は『インスタ映え』に夢中だ」「こんな身近な場所にこれほど贅沢(ぜいたく)な“映えスポット”があるなんて、どれほどの女子が知っているだろう」「アイドルではなく“作品”」「さて、私の作品はどんな形で仕上がるのか」などの言葉も。メンバーが美術作品と向き合っている写真は1枚のみで、大半は作品を背にしたカメラ目線だ。

 ネット上では「美術館にいる若い女の子を鑑賞する人間の目線でしかない」「インスタ映えのことしか考えてない、施設にも収蔵品にも美術従事者にもリスペクトのない感じ」「若くてビジュアルの良い女性が“無知”の象徴として使われている気持ち悪さ」などと批判が集まり、一時はツイッターのトレンドにも入った。

 なぜ、批判を招いたのか。

 美術史・美術批評を専門とする…

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