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 155年前に米国の黒人奴隷制度がなくなったとされる19日、米各地で記念日に合わせたデモ行進があった。ミネアポリスで黒人男性が白人警官に首を圧迫されて死亡した事件を機に、米国では構造的な人種差別や格差の解消を求める声が強まっており、今年はこの記念日が例年以上に大きな注目を集めた。

 ニューヨークでは直前にこの日が州知事令で祝日とされ、世代や人種・民族を超えて市民らが集結した。行進に加わった白人のケイトさん(23)は「社会を変えるには、できるだけ多くの人が連帯を示すことが大切だと思う」と話した。

 米国では1863年1月、当時のリンカーン大統領が「奴隷解放」を宣言。その2年半後の65年6月19日、南部テキサス州で最後まで解放されていなかった奴隷に、ようやく制度の廃止が告げられた。日付の英語を省略して「ジューンティーンス」と呼ばれている。(ニューヨーク=藤原学思)

【動画】全米そして世界へ広がる黒人差別への抗議の声。#BlackLivesMatterとはなぜ生まれ、今も注目されるのか