消えたインバウンド 「店続けたい」、立ち飲みに転換も
金本有加
インバウンド(訪日外国人客)による多くの恩恵を受けてきた関西。飲食店や雑貨店が並ぶ観光地では、新型コロナウイルスの影響で訪日客の姿が急に消え、大きな打撃を受けている。逆境を乗り越えようと、日本人客向けに改めて力を注ぐ店も出てきた。(金本有加)
「大阪の台所」とも呼ばれる大阪・ミナミの黒門市場。約150店舗が並ぶアーケードで、中国人客らが食べ歩きやイートインを楽しむ光景は失われた。刺し身や串焼き、青果店の多くの店が休業や時短営業に追い込まれる状況になった。
そんななかで営業を続けてきた飲食店「マグロ道 花神(かしん)―kashin」。運営する出原(ではら)豊久社長(40)は「まさかこんなことになるとは想像もつけへんだ」と漏らす。
人気の市場にようやく店を出せたが、、、
昨年7月、人気で場所が空か…

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