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(21日、ヤクルト―中日)

 中日の4年目、京田陽太が二回、2点を先取する本塁打を放った。2死一塁からヤクルトの先発・山田大樹の138キロの直球を振り抜く。高い弾道の打球が右翼席に届いた。

 「ランナーがいたので、後ろにつなぐ気持ちで打席に入りました。切れないでホームランになってくれて良かった」

 好守を買われ、1年目から遊撃手のレギュラーの座をつかんだ。課題は打撃だった。今季はフォームをすり足に変え、タイミングを早く取るようにした。「先に右足を引いて。いつでも打ちにいける」。6月の練習試合では打率4割の好成績を残し、開幕を迎えた。

 「去年は悔しい思いをした」。昨季、開幕スタメンを外された。その後にレギュラーを奪い返し、オフに新選手会長にも就任。今季にかける思いは強い。コロナ禍では会長としてさっそく動いた。選手のユニホームをネットオークションに出品、医療従事者らに収益を寄付する企画を考えた。

 「いろんな方々のおかげでここまでこられた。感謝です」。格別な思いで迎えた開幕カードで、結果を出した。(木村健一)