カトリック教会の神父による性暴力を受けた被害者らが21日、長崎市で集会を開き、「カトリック神父による性虐待を許さない会」を発足させた。教会側の対応が不十分だとして、第三者委員会による調査、加害者の氏名の公表や処分、被害者の治療や補償などを求めていくとしている。
発足を呼びかけた東京都在住の竹中勝美さん(63)は、児童養護施設で暮らしていた時に神父から性暴力を受けた。「被害を訴えられない人がたくさんいる。この問題は、厳しくつらい。でも、だれかが声を出さなければ変わらない。いまの子どもたちにこんな苦しい思いをさせたくない」と涙ながらに語った。19年前からカトリック中央協議会に手紙を送るなどして被害を訴えてきたが、形だけの謝罪で、いまだに十分な対応がないという。
被害を口にできない人が多いとみられる中、この日は被害者4人が全国から集まり、約40人の参加者を前に自身の体験や苦しい胸の内を話した。竹中さんは「人知れず苦しんでいる被害者たちに回復の道があることを知ってほしい。回復につながるために、ともに痛みを、苦しみを分かち合いたい」。
集会では、2年前に神父から被…
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朝日新聞社会部