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 前奈良県宇陀市長・高見省次氏(60)の不信任案再可決による失職に伴う市長選が21日、告示された。高見氏と、新顔で元県まちづくり推進局長の金剛一智(かずとし)氏(63)=自民、国民民主の各党県連推薦、立憲民主は党本部が推薦見通し=がともに無所属で立候補を届け出た。高見市政の継続か転換かを争点に、1週間の選挙戦が始まった。

 高見氏は近鉄榛原駅と選挙事務所(榛原地区)で出発式。選挙事務所では市政改革を進め、議会と対立して失職したことを話し、改革継続への支援を求めた。選対本部長で前市議の奥隆氏は「(市政改革で)ホテル誘致(宿泊事業者誘致)を止め、10億円もの税金を使わずに済んだ。大きな功績だ」と評価。「過去に戻るのか未来に進むのかを決める選挙」と訴えた。

 金剛氏は選挙事務所(榛原地区)、次いで室生、菟田野、大宇陀の各地区で出発式をし、市政を担う意欲や決意を訴えた。選挙事務所では高見氏の不信任に賛成した市議7人が出席。選対本部長の田中惟允(ただみつ)県議が「市民、国や県と向き合うことがなかった」と高見氏の市政運営を批判。「(市政を)変えなければという市民の思いが今回の選挙戦になった」と述べた。

 22日から市役所など市内4カ所で期日前投票が始まる。投票は28日。同日夜に開票される。20日現在の選挙人名簿登録者数は2万6138人。(石川和彦)

財源 人材育成に回す 高見省次氏

 新型コロナウイルスで社会が一変しました。どのようにして様々な課題に対応していくのか。一瞬一瞬の判断、決断が求められる時代になっています。

 (市長在任中の)2年間、危機管理対応をやってきました。過去の負の遺産に対して様々な事件、事故、トラブルが発生しましたが、その場その場の状況の中で収めてきました。そうしたことを続けてきた私こそが今の時期、宇陀市のかじ取りをしていく資格があると思っています。

 宇陀市の教育大綱をまとめました。人材の育成にはお金がいります。過去の箱モノ行政に大きなお金が流れましたが、その財源は人材育成に回していく。それが改革です。今日は改革を継続する出発点にしたい。

次世代にいいまちを 金剛一智氏

 今日は6月21日、父の日です。次の世代にどういうまちを残していくか。いいまちを残していこうではありませんか。古里のために一生懸命頑張りたい。

 まず経済頑張ります。にぎわい、医療、福祉、農業とやりたいことはいっぱいあります。子ども、女性、高齢者が生き生きとする社会、住みやすい宇陀市、人権を尊重し、多様性のあるまちがきっとできるはずです。最後は市役所。みなさんと一緒に走っていく役割があります。しっかりと頑張っていきたい。

 たくさんの、いろんな立場の方から、明るい未来を一緒につくろうという声を頂きました。私は宣言します。最後まで、宇陀の市民党としてみなさんと一緒に頑張っていきたい。

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