青森)障害者アート、より身近に
渡部耕平
障害のある人が描いた絵が、青森県内で身近な芸術として親しまれている。観賞できる場所は美術館ではなく、街角やお店だ。駅舎の中に描かれたり、商品のパッケージに生かされたり。個性あふれる作品は、地域のにぎわいづくりにも一役買っている。(渡部耕平)
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田んぼアートで知られる田舎館村に、新しい芸術スポットができた。弘南鉄道の田舎館駅。築70年の駅舎の中が丸ごと、ポップアートで埋め尽くされている。天井には大きな目玉とたくさんの手、壁には笑っている花や数え切れないほどのビル。白地に黒のペンで描いた大作に、訪れた人たちが歓声を上げる。
描いたのは、平川市に住むアーティストのGOMA(ゴマ)さん(33)=本名は非公表。小さなパターンを何百個も描き、小宇宙のような世界を表現する。作品は海外でも評価されている。
「街の中にアートを楽しめる…
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