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 1ミクロン(1ミリの千分の1)よりさらに小さい超微粒子「ナノ粒子」。丸い形で多孔質に合成された金属酸化物のナノ粒子の集合体は、光触媒や化粧品、高性能研磨剤などさまざまな分野で活用が考えられる素材という。その大量合成法を確立したのが、高知工科大(高知県香美市)の小広(こびろ)和哉教授(62)=有機合成化学=の研究室だ。

 丸くて表面がデコボコ。阿寒湖(北海道)が有名な緑藻類マリモにそっくりな球体のインテリア用品を使い、小広教授がナノ粒子の仕組みを解説してくれた。「表面積が大きいと互いに作用しやすく、丸いと性能が均一になりやすい。工学的にメリットが大きい」

 小広教授の研究チームは2012年、金属酸化物の二酸化チタンを超高速でナノ粒子の集合体に合成する方法を編み出した。二酸化チタンの多孔質球状集合体はそれまでも存在したが、表面の凹凸をより細かくすることに成功した。きれいな丸い形も特徴的で、英語の頭文字を取って「MARIMO」と名付けた。顕微鏡写真では表面の凹凸が分かるが、触るだけでは片栗粉のような粉としか思えない。

 合成は飛躍的に速まったが量が…

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