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 野球の独立リーグ「四国アイランドリーグplus」が開幕し、愛媛マンダリンパイレーツ(愛媛MP)と高知ファイティングドッグス(高知FD)の初戦が21日、愛媛県新居浜市であった。新型コロナウイルス感染症の影響で開幕が3月末から延期されていて、球団幹部は「この日を迎えられて本当に良かった」と感慨深げだった。

 この日は試合前に両チームがグラウンドに整列し、全員でファンや関係者らに感謝の気持ちを拍手で表した。ホームの愛媛球団の薬師神績社長が「全力プレーで感謝と感動をお届けする」と決意を述べた。

 試合は当面、無観客で運営。これに合わせ愛媛は今季、ホーム全38試合でインターネット中継する取り組みを始めた。高知は2017年からホーム試合のライブ配信を一部で導入し、今季も継続する。

 愛媛MPによると、選手は寮と練習グラウンドの往復生活を前向きに取り組んできた。今季はファンに多様な楽しみ方を提供しようと好プレーなどへのネットでの「投げ銭」も導入。高知FDによると、練習を自粛した時期もあり、選手はモチベーションの維持に苦しんだが、乗り越えた。幹部は「とにかくほっとしている」と話す。

 試合は、四回に7得点した高知FDが、小刻みな加点で食い下がった愛媛MPを9―4で破った。試合後、愛媛の河原純一監督は「公式戦は練習では味わえない緊張感がある。開幕を迎えられ、うれしい。優勝を目指して戦いたい」、今季から指揮を執る高知の吉田豊彦監督は「開幕でき、感謝しかない。がんばることでコロナで苦しむ方々にも勇気を贈りたい」と話した。(亀岡龍太)