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 スウェーデンと中国の関係が悪化している。中国が中国語を広めるために世界で展開する孔子学院を、スウェーデンでは全廃する勢いで、姉妹都市の交流も打ち切りが続く。経済を軸に良好な関係を保ってきた欧州と中国の関係は、なぜ悪化したのか。新型コロナウイルス禍を経てどう変わるのか。スウェーデン国際問題研究所アジア担当主任のビヨン・イェルデン氏に聞いた。(聞き手 編集委員・吉岡桂子

Björn Jerdén
1981年生まれ。スウェーデン国際問題研究所アジア担当主任として中国、日本、米国の関係を中心に分析。ストックホルム大学博士(政治学)。上海で中国語、大阪で日本語を学び、立命館大への留学経験もある。

香港の書店主ら拘束が契機

 ――スウェーデンでは、中国が中国語を広めるために世界で展開する孔子学院の閉鎖が続いています。

 「8カ所すべて、年内に閉鎖される見通しです。スウェーデンは2005年に欧州で初めて孔子学院が開校した国ですが、ゼロに戻すのも欧州ではめずらしいことです。政府が指示したわけではなく、大学や自治体が自ら決めたことです」

 ――なぜそんなことに?

 「中国語ができる人の雇用の機会も限られ、若者もそれほど中国語の習得に関心がありませんでした。もちろん、当初から非民主的な国家の教育への影響を懸念する意見もありました。そこへ2015年に香港の事件が起きて、両国の関係が大きく悪化したのです」

 ――中国当局が好まぬ本を扱っ…

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