拡大する写真・図版辛潤賛さん

[PR]

日韓インタビュー 辛潤賛(シンユンチャン)さん=留学生、故李秀賢(イスヒョン)さんの母

 韓国人留学生の李秀賢(イスヒョン)さん(当時26)が、線路に落ちた日本人を助けようとして死亡した事故から19年が過ぎた。それから毎年欠かさずに日本を訪れる。多くの日本人と交流するうち、日本に抱いていた偏見が消え、物事を是々非々で眺めている自分に気がついた。

 ――今年も命日の1月26日を前に訪日しましたね。

 「JR新大久保駅の現場で献花しました。事故から時間が経ち、心の痛みも随分癒え、余裕もできました。わざわざ私に会いに現場まで足を運んでくれた年配の日本人女性3人が、色紙に書いた手紙までくださいました。本当にありがたいことです。新型コロナウイルスのために、現在は韓国でも市民生活に影響が出ています。日本の流行状況をとても心配しています」

 「そのほかにも、秀賢の思いを描いた映画の上映会や、韓流ファンの集いなど100人以上の日本人とお目にかかりました。19年前のことを、まだ覚えていてくださって感謝の言葉もありません」

 ――昨年10月には李洛淵(イナギョン)首相(当時)も事故現場を訪れました。

 「実は訪問の2日前まで日本を訪れていました。訪問する事実を知っていれば、同席できたのにと思うと、少し残念でした」

 ――昨年以降、急激に悪化した日韓関係をどう見ていましたか。

 「韓国と日本とは不可分の関係です。一緒に仕事をしたり、国際結婚したりした人も大勢いますが、とてもつらい思いをしたのではないでしょうか。私の参加している釜山の奉仕グループにも韓国女性と結婚した日本男性が2人いますが、表情も曇りがちでした」

 「友人の女性が昨年冬に韓日交…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。

2種類有料会員記事会員記事の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら