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 菅義偉官房長官は22日午前の記者会見で、一部の自民党幹部から衆院の解散・総選挙をめぐる発言が出ていることについて、記者団から「解散をめぐる雰囲気の変化を感じるか」と問われ、「私はまったく感じていない」と述べた。

 自民党の森山裕国会対策委員長は、20日に鹿児島市で開かれた同党県連大会で「今年はひょっとしたら衆院選挙があるかもしれない」と発言。安倍晋三首相に近い甘利明税制調査会長も、18日の時事通信のインタビュー取材に「秋以降、経済対策と合わせて(解散)する可能性はゼロではない」と語った。

 新型コロナウイルスへの対応や、前法相の河井克行衆院議員と妻の案里参院議員の公職選挙法違反容疑での逮捕などで、政権の求心力は低下している。首相が衆院解散で局面打開を図るのではないかとの見方が浮上している一方で、政権幹部には「解散はできない」との声もある。菅氏の発言は、こうした慎重姿勢をにじませたものだ。