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 本殿や楼門が国の重要文化財に指定されている千葉県香取市の香取神宮で、液体がまかれたようなしみが5カ所で見つかり、県警香取署が建造物損壊容疑で捜査していることが22日、署や神宮への取材でわかった。本殿や楼門部分の被害は見つかっていない。

 神宮によると、男性職員が20日早朝、拝殿で、液体がまかれたような放射状の黒いしみを発見。幅約1メートル、拭き取ると茶色で、においはしなかった。入り口の総門や参拝前に手を清める手水(ちょうず)舎の近くなど4カ所でも被害を確認した。境内の防犯カメラには19日午後9時半ごろから約10分間、傘と容器のようなものを持った30~40代ぐらいの男が映っており、何かを振りまくようなしぐさをしていたという。

 署は20日、建物の複数箇所で液体のようなものがまかれたとして、同容疑での被害届を神宮から受理した。防犯カメラの映像などをもとに捜査している。

 権禰宜(ごんねぎ)の曽川昌大さんは「参拝する人が多い重要な施設。信仰の妨げになる行為で非常に残念」と話す。

 神宮では2015年3月にも楼門や拝殿の階段、さい銭箱など十数カ所で液体をかけられる被害があった。(今泉奏)