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 お写経勧進によって薬師寺(奈良市)の伽藍(がらん)を復興させ、1998年に亡くなった高田好胤(こういん)・元管主(かんす、住職)の二十三回忌法要が22日、境内のお写経道場であった。法要にあわせて寄せられた追悼のお写経は5千巻に上り、僧侶ら約80人が手を合わせて好胤さんをしのんだ。

 好胤さんは副住職時代に修学旅行生らに、わかりやすい言葉で仏の教えを説いた。67年に管主に就くと、般若心経などのお写経勧進を進め、金堂や西塔、中門などを復興させた。法話で全国を回り、「仏心の種まき」を続けた。お写経は現在、800万巻を超える。

 この日の法要では、融通念仏宗法徳寺(同市)の倍巌良明(ばいがんりょうみょう)住職が導師を務めた。参列者らは法要後、お写経道場内にある好胤さんの像の前でも焼香した。

 加藤朝胤(ちょういん)管主は「一人でも多くの人に仏心の種まきをしようと、一生懸命にお写経を進めた。その思いを引き継いで、さらに広めていきたい」と話した。(岡田匠)

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