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 米アップルは22日午前10時(日本時間23日午前2時)、オンライン上で開発者向け会議WWDCを始めた。iPhone向けの新たな基本ソフト(OS)「iOS 14」では、ホーム画面を自動的に整理する機能が加わるほか、よく使うアプリの情報を表示する「ウィジェット」をホーム画面上に取り込むことができる。また、アップルウォッチ向けの新たな「ウォッチOS 7」では、自分の睡眠を記録することができるようになる。

 アップルはまた、アップルのコンピューター「マック」に搭載するチップについて、これまでのインテル製から、自社製に切り替えていく方針を発表した。iPhoneやiPadには自社製チップを使ってきたが、これをマックにも拡大。マック上で、iPhoneやiPad向けのアプリが利用できるようになる。アップルは年内に、自社製チップ搭載のマックの出荷を開始。今後2年かけて切り替えを進めていくという。

 iPhone向けの新たな「iOS 14」では、アップ・ライブラリーという機能で、アプリがホーム画面上でグループごとに自動的に整理されるようになる。また、天気やニュースといったよく使うアプリの情報が表示される「ウィジェット」を、ホーム画面上に取り込むことができるようになり、さまざまな情報にアクセスしやすくなる。

 また「iOS 14」では、対応する車で、iPhone自体を「車のデジタルのカギ」として使えるようになるという。また、音声型の人工知能「シリ」の機能も向上させ、iPhoneを、日本語や英語、中国語など11の言語で、通訳機のように使うこともできるという。

 アップルウォッチの新OS「ウォッチOS 7」では、睡眠をトラッキングすることが可能になる。装着しているアップルウォッチを通じ、睡眠時間などを記録できる仕組みだ。

 「iOS 14」や「ウォッチOS 7」などの新たなソフトは消費者向けには今秋に提供される予定だ。

 アップルのWWDCは毎年、大勢の開発者を集めて開催されてきたが、今年は新型コロナウイルス拡大の影響で、オンライン上で行われている。22日朝は、ティム・クック最高経営責任者(CEO)らが、基調講演を行った。(サンフランシスコ=尾形聡彦)