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 全国制覇58回を誇る高校バスケットボールの名門・秋田県立能代工業高校(同県能代市)の名が、消えようとしている。近隣校との統合で、校名を「能代科学技術高校」に変更する条例改正案が県議会に提案され、24日から審議される。一方で、「校名のブランドを消すのはもったいない」と全国のファンからは再考を求める署名が3千筆以上集まった。

 「地元の人にとって、本当に大切なチームなんです」。能代市の主婦(61)は、能代工でバスケがしたくて県内外から集った選手たちが、全国大会で躍動する姿に何度も心打たれた。首都圏でも「能代と言えばバスケ」と通じ、その抜群の知名度を実感したこともある。「県立の実業校で、決して恵まれたトレーニング施設があるわけではないけれど、全国に名をはせる。誇りに思っています」

 同校によると、木材の街を支える技術者養成のため「秋田県工業講習所」として1912年に開設され、25年に「県立能代工業学校」として、能代工の文字が校名に入った。一貫してものづくりを軸とし、現在は機械、電気、建設の3学科がある。

 バスケ部は、60年に監督に就いた故加藤廣志氏が育て上げ、日本人初のNBAプレーヤー田臥勇太選手らが輩出。田臥選手の在学中には高校総体、国体、選抜優勝大会(現選手権)の「高校3冠」を96年から3年連続で達成した。通算58回の全国優勝を数える。

 高校バスケを舞台にした漫画「スラムダンク」で、王者として登場する「山王工業高校」は、能代工がモデルだ。学校近くの市の展示施設・能代バスケミュージアムには、漫画作者の井上雄彦さんのサイン入りポスターが展示され、国内に限らず、中国や台湾などからもファンが訪れる。

熊代工の校名変更に対し、記事の後半では関係者やファンに思いを聞きました。

 「全国区のブランドは作ろうと…

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