北の大地にそびえる100メートルの塔、内部はボロボロ
松尾一郎
北海道は、老朽化などを理由に取り壊す方針の「北海道百年記念塔」(札幌市厚別区の野幌森林公園内、高さ100メートル)の内部を報道陣に公開した。周辺の内外には朽ちた鉄片や鉄粉が飛び散り、周囲はすでに立ち入り禁止になるなど塔の廃虚化が進んでいた。一方で、市民の間には存続を望む声もある。
記念塔は北海道開拓使が置かれてから100年の1968年に着工、70年に完成した。高さ100メートルは100周年にちなんだ。鉄骨トラス構造25階建てで、8階に展望スペース(高さ23.5メートル、すでに閉鎖)が設けられた。総工費約5億円の半分は道民らの寄付でまかなわれたという。
記事の後半には、内部を撮影した動画も付いています。
ただ、近年はさびた鉄の破片…
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