拡大する写真・図版ラグビーW杯で優勝し「ウェブ・エリス・カップ」を掲げて喜ぶシヤ・コリシ主将(中央)ら南アフリカの選手たち=2019年11月2日、横浜国際総合競技場、西畑志朗撮影

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 日本で昨年開催されたラグビーW杯で、黒人初の主将として南アフリカ代表を優勝に導いたシヤ・コリシさん。貧しい境遇で日々の食事にも事欠いた少年はいま、新型コロナ禍で苦しむ人々への「恩返し」に駆け回る。そんなヒーローの目に、貧困や人種差別の問題が今も吹き荒れる世界は、どう映るのか。

 ――南アフリカでも新型コロナウイルス感染が広がる中、病院にマスクや消毒液を提供したり、貧しい地区で食糧を配ったりといった活動に力を入れていますね。

 「私は(アパルトヘイト時代に黒人居住区として指定された)『タウンシップ』出身です。経済的に苦しい家庭で育ちました。食事も満足に取れず、新しい服や、学校で履く靴も買えませんでした」

拡大する写真・図版南アフリカで新型コロナウイルスの感染が拡大した後、コリシ財団の活動の一環で、経済的に貧しい人向けに食糧配給の支援活動をするシヤ・コリシ選手(Chris Joubert and Black Bean Productions提供)

シヤ・コリシ
 Siya Kolisi 1991年、南アフリカ南部の東ケープ州生まれ。2015年、19年のラグビーW杯に出場。黒人では初めて、南アラグビー代表チームの主将に。現在は、ケープタウンを本拠地に世界最高峰リーグ「スーパーラグビー」に参戦する「ストーマーズ」に所属する。昨年末には、英国を拠点にするアフリカ専門雑誌による「アフリカで最も影響力のある100人」に選ばれた。

 ――どう乗り越えたのですか。

 「助けてくれたのは、地域の人…

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