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 2027年のリニア中央新幹線開業をあてこみ、名古屋駅周辺は活況にわく。東側と比べて再開発が遅れてきた西側でも、街は少しずつ変わり始めている。静岡工区の状況で「27年開業」が見通せなくなるなか、住民は何を思うのか。記者が「駅西」を歩いた。

 雑居ビルや飲食店が立ち並ぶ駅西。うっそうとした木々が覆い、「椿(つばき)の森」とも呼ばれた椿神明社の境内では、今月半ば、大木が次々と伐採されていた。

 「イチョウの落葉で地面が真っ黄色になったもんだ」「昔は子どもが木にも登っていたものだけど、寂しいね」。重機のエンジン音が響き、椿の森が消えていく。見守る70代の氏子総代3人の口からは、思い出話があふれた。境内には、街路と同じく陽光がふりそそぐようになった。

 リニア名古屋駅の建設に向け、境内北側が用地取得の対象に。この春、22年までの予定で境内の整備工事を始めた。本殿や拝殿は取り壊さず、「曳(ひ)き家」をして場所を移すという。

 総代の一人、倉科博之さん(75)は、自らのすし店が用地取得の対象になり、すでに北名古屋市に転居した。JR東海は、静岡工区で今月中に着手できなければ、27年開業が困難になるとしている。倉科さんは、「もう自分に関係する工事は始まっている。これだけ生きれば、いろんなことがあるよ」と笑う。

 JR東海によると、駅周辺の用…

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