拡大する写真・図版ナラ枯れ対策として、コナラを伐採して切り株にひこばえを生やさせる実証実験=大津市

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 クヌギやコナラがこんもりと茂り、ヘビやカエルが林道を横切る。5千人以上が学生生活を過ごすキャンパスのすぐ隣で見られる光景だ。龍谷大は瀬田キャンパス(大津市)の隣に38ヘクタールの里山を有する。この「龍谷の森」を研究フィールドとする里山学研究センターの村澤真保呂センター長は「古くからある里山ですが、その研究は実は先端的な領域ですよ」と話す。どういうことだろうか。

 元々はグラウンドを整備する計画で龍谷大が1995年に取得した土地だが、里山の象徴的な動物とされるオオタカが生息していることがわかり、教員や周辺の住民らが保全活動を開始。2001年に整備計画の見合わせが決まり、今に至る。

拡大する写真・図版38ヘクタールの広さがある「龍谷の森」=龍谷大里山学研究センター提供

 保全活動に全学部の教員が参加してきた経緯もあり、里山学研究センターには、前進となる研究チームが04年に発足して以来、理系だけでなく、文系の研究者も多く所属する。

 里山とは「原生的な自然と都市との中間に位置し、集落とそれを取り巻く二次林、それらと混在する農地、ため池、草原などで構成される地域」と環境省が定義している。

拡大する写真・図版市民と学生が協力して里山の手入れをしている=龍谷大里山学研究センター提供

 龍谷大の里山は、住民がかつて…

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