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 沖縄・慰霊の日の23日、和歌山市でデモ行進があった。護憲を訴えて毎月1回歩いている「憲法9条を守る和歌山弁護士の会」がこの日にあわせて企画した。

 約60人の参加者は「辺野古の基地よりコロナ対策」「普天間基地は今すぐ返せ」と声をあげながら歩いた。藤井幹雄弁護士は、1989年から95年にかけて沖縄で弁護士活動をしていた。ある県民の戸籍を調べる機会があり、一家全滅があちこちであった沖縄戦の一端を垣間見た。また妻の父(86)は12歳だった75年前、沖縄南部への逃避行中に姉を失っている。「戦争はだめさ」が口癖だという。

 参加者は行進後、県民の4人に1人が殺された沖縄戦をふりかえってもくとうした。事務員の女性(30)は3年前から行進に参加している。「ふつうに生活をしていたら他人事として過ぎていくことに、みんなで歩くことで向きあう気持ちを思いだす機会にしている」と話した。(下地毅)