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 山形県東根市は23日、新型コロナウイルスに対応した避難所の設営訓練を市民体育館で実施した。避難所のコロナ対応については国や県から通知やガイドラインが次々に示されており、課題を把握するには、机上で考えるよりも試してみるべきだと考えたという。

 従来は避難者1人あたり2平方メートルだったが、今後は1人用の居住スペースは4平方メートル、2人用は6平方メートルに広げる。市地域防災計画で989人収容できるとしていた同体育館(約2千平方メートル)はスペース間に1メートルの間隔も確保すると、156人しか入れないという。

 訓練には市職員約50人が参加。市内の段ボール製造会社から提供を受けた段ボールでパーティションを設置した。高さはプライバシーを確保しつつ、体調確認もしやすい145センチ。床に寝ると飛沫(ひまつ)感染の恐れが高いとして、段ボールベッドも設けた。

 受付は屋外と屋内の2段階に。屋外では透明シートを張り、フェースシールドや雨具などを着けた職員が検温もし、発熱者役を別の動線で専用スペースに誘導。屋内では、避難者名簿と健康チェックシートへ記入してもらった。

 市危機管理室の水戸健一室長は「3密対策は人手、時間が必要で大変。職員をうまくコントロールし、速やかに避難所を開設できるようにしたい」と振り返った。(上月英興)